クレオパトラの夢

クレオパトラの夢 (双葉文庫)

恩田陸さんの小説もわりと読み倒しています。ちょっとホラーのはいった不思議な世界観なんですが、先を読まずにはいられないスピード感溢れる展開なので、つい手にとってしまいます。
この作品は「MAZE」で主人公のひとりだった神原恵弥が再び登場します。彼は女言葉で話しますが男です（笑）。どうやらシリーズものとして続くみたいですね（話としての続いてるわけではないので、この作品だけで楽しめます）。
前作の結末は忘れてしまったのですが、たしか読者によって賛否両論分かれる展開だったと思います。今回は、わりと王道的な展開といったとこでしょうか。
細かい仕掛け（伏線とか）が随所に散りばめられていて、どんでん返しの連続です。個性溢れる登場人物たちと神原恵弥のやりとりもクールでした♪

「クレオパトラは毒蛇に自分を噛ませて自殺したんでしょう？その名前を採るんだったら、･･･」

MAZE(めいず)