折りたたみ式 セキュア ホワイトボード をつくってみました

諸般の事情で特殊なホワイトボードが必要になりました。
要件としては、こんな感じです。

  • 通常のホワイトボードと同様に書いたり消したりできる
  • マグネットが使えるとなおよし
  • 書きっぱなしの状態で放置(人目に晒したままに)しない
  • 鍵のかかる場所/状態でキープするのが望ましい
  • 持ち運び可能(それなりに軽量)


とりあえず、ネットで探したもののそんなに都合のよいものは売ってません。当たり前か...。
とはいえ、指をくわえていてもしょうがないので、「ないものは創る」「必要は発明の母」精神で id:ita-wasa さんと一緒にこんなものをこしらえてみました。↓

  • 通常利用時


  • キープ時(夜間とか)


  • ちゃんと鍵つき♪



利用時のサイズは、幅 1m60cm、高さ 1m で、折りたたむと幅が 80cm になります。重さはだいたい 3kg ちょいでちょっと持ち歩くのもまぁ許せる範囲です。なかなか使い勝手はよいですね♪

力を込めればバキっといくだろうからセキュアじゃないとか、そんなことは言わないように... (^^;



材料は下記のとおり。

  • シナベニヤ板

800mm×1000mm×3mm を 1枚
400mm×1000mm×3mm を 2枚


自分でカットするのはたいへんなので、指定したサイズに加工してもらいます。ネットで注文できるとこも多いので便利ですね。ちなみにベニヤはけっこう重いので 5mmとか 1cm厚 のものにするとかなり重量感がでてしまうので注意してください。

  • 吸着式ホワイトボード

800mm×1000mm を 1枚
400mm×1000mm を 2枚


http://www.koho-pr.co.jp/s-value.html
糊なしでツルツルの表面に吸着します。マグネットもはりつく優れもの。若干注文サイズよりも大きいものが届くので、余分なとこはカッターで切り落とします。
赤黒の水性ペンと黒板消し、マグネットシートも付いてきます。

  • ガムテープ

板を観音開きにするためのちょうつがい部分に使います。下手に普通のちょうつがいを使うとベニヤ板の一部に応力が偏りますし、釘とかネジの処理が面倒です。その点ガムテープなら端から端までとめれますし、かなり強力です。とくにテラオカさんが強いらしい?
また、吸着式ホワイトボードが張り付くための下地にもなります。シナベニヤ板の表面だとさすがに粗くて吸着できないので、ガムテープをはることで吸着可能な場所をつくります。枠部分とたすき掛け状に貼ることでベニヤの強度もかせげて一石二鳥です。

  • 南京錠

観音開きの両扉をつなぐ金具とそこにはめる南京錠。セキュアが要件なので必須です。金具にはたいがい 1cm 程度の長さのネジが付属しています。

  • 小さな板、釘

かまぼこ板の半分くらいの大きさの板。ハンズとかで売ってます。南京錠をはめる金具をとめるのに、ベニヤ板だけでは薄すぎるので使います。板とベニヤ板の厚さを考えて、長すぎず短すぎない適当な長さの釘を選びました。



工具はカナヅチと錐とカッターくらいです。
かかった費用はふつうにホワイトボードを買うより安いくらいでした。いずれにせよ、この手作り感がたまらないですね(笑)