アジャイルプラクティス


アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣



遅くなりましたが、読みました。
45 のプラクティスが順に、それぞれ以下の項目について述べられています。

  • ラクティス名
  • 反面教師としての悪魔の囁き
  • ラクティスの内容
  • 実践されたときの気分
  • 適用に際してのバランス感覚


最初のほうは少しつらかったんですが、読み進めるうちにだんだんリズムに乗れた感じです。嚼むほどに味がでる気がしました。実際の開発現場でふと気になることがあったときに、都度見返すことになりそうです。
ラクティスは、アジャイルの初心にはじまり、コーディングやデバッグといったとこからコミュニケーションのとり方や顧客との接し方まで幅広くとりあげられていて、いろんなシーンでの大事なことがぎゅーっと一冊に凝縮されていると思います。


角谷さん、木下さん、素敵な監訳をありがとうございます。 m(__)m


二人とも監訳者紹介のとこで好きなアジャイルラクティスベスト3 をあげています。これに倣って自分も 3つあげてみます。好きな、というより、心に留めておきたい、今後の課題として意識していきたい、くらいのニュアンスですが...

  • 定額契約は守れない約束
  • ありのままの進捗を計測する
  • アーキテクトもコードを書くべき

ちなみに「天使の言葉」としてダウンロードできるものの中では、上記のプラクティスはそれぞれ次のように言い替えられています。

  • 実作業を基準に見積りなさい

現実的な見積りを出すためには、チームを実際のプロジェクトで、実際の顧客と一緒に作業させるのです。実装する機能とその予算の主導権を、顧客に握らせなさい。

  • 残作業を計測しなさい

見当違いの測定基準で自分自身やチームを欺くのはやめなさい。計測すべき項目は、残っている作業です。

  • まともな設計は積極的にコードを書くプログラマから生まれます

本物の洞察は、実際にコードを書くことからもたらされます。コーディングしないアーキテクトと一緒に仕事をしないように。システムの実態を知らずにまともに設計なんてできません。


「天使の言葉」は以下のサイトより。

http://www.ohmsha.co.jp/data/link/978-4-274-06694-8/


# 来週の XP ユーザー会も楽しみです♪