イングリッド・フジ子・ヘミング

フジ子・ヘミングさんの公演に行ってきました。ヤナーチェクフィルハーモニー管弦楽団チェコ)& 現チェコ国立ブルノ歌劇場指揮者のペトル・ヴロンスキー(ヤナーチェク・フィル前首席指揮者)との共演です。

フジ子・ヘミングさんの生演奏を聴くのは今回がはじめてでしたが、ピアノの音ひとつひとつがほんとに綺麗です。同じ曲、同じ楽器でも、弾く人によって変わるものですね...


曲目はこんな感じでした。あ、真っ青なドレスが印象的でした(笑)。

オーケストラとの共演

フジ子・ヘミングさんのソロ

オーケストラ

アンコール

  • 開演前


  • 終演後



フジ子・ヘミングさんの生い立ちは興味深く、ピアニストの母のもと幼少期から天才少女として才能を開花させていましたが、中耳炎と風邪が原因で二度までも片耳の聴力を失うというアクシデントに見舞われます。1995年、母親の死を機に30歳の留学時から30年余りたっていた外国生活に終止符を打ち、帰国。「もう人前で弾くことはない」と決意していたそうですが、母校で開いたリサイタルとNHKのドキュメント番組が大反響を呼び、一躍世界へ羽ばたくことになりました。
こうした音楽活動の一方で、飼い主に捨てられた犬や猫を多数引き取って一緒に暮らしたり、年間CDセールスの印税やコンサート出演料の寄付なども行っています。

http://www.jvcmusic.co.jp/fujiko/profile/index.html

会場で件のDVDが販売されていたので、思わず買ってしまいました。 (^^;


(2001年プラハ公演のリハーサル後のインタビューより)
「今、チャイコフスキーを弾こうと思ってても、私は世界一を目指しているんですよ。ほんと。正直に言って。
目指すところは世界最高のチャイコフスキー。それを弾けないと私は気が済まないから。」