七日間の身代金

七日間の身代金 (講談社文庫)

七日間の身代金 (講談社文庫)

またまた岡嶋二人さんです。最近すっかりはまってます。

冒頭からなにがなんだかわからないままストーリーに引きずり込まれ、気づけば主人公と一緒に謎解きに参加しているような、そんなスピード感ある展開でした。
いきなり誘拐事件に巻き込まれ、身代金の受け渡し場所である無人の島で忽然と姿を消してしまう犯人...。物語には二つの密室(ひとつはその無人の島)が登場し、その謎に少し筒迫っていきます。

謎解きも凝っていて、半分くらい読んだところで予想していた推理はそのまま主人公にも踏襲されて、はずれとなりました。たんに作者の誘導にそのままひっかかってしまっただけとも言えますが... (^^;

読み応えのあるミステリー小説でした。