ラフマニノフの手の大きさ

大学時代の友人とひさびさに飲んでいたときの話題。

ラフマニノフは、ピアニストのなかでも巨大な手の持ち主だったらしいです。友人の示す大きさがにわかには信じがたかったので帰ってからWikiPediaを見てみると、12度の音程を左手で押さえることができたとのこと。これは言い換えると、左の小指でドの音を押しながら、親指で1オクターブ半上のソの音を鳴らすことができることになります!

このような演奏が可能だったのは、マルファン症候群という疾患のためらしいです。指先が異常に長く異常にしなやかだったそうです。


このため、自分が演奏するために彼がつくった曲は、通常の手の持ち主にはかなり難しい、というか弾けません。楽譜としてでているもののいくつかは通常の手で弾けるよう書き直されてるとのこと。でもそんな大きな手だからこそ弾けるダイナミックな部分もあると思うので、ぜひ彼自身が演奏しているオリジナルの音を聞いてみたいと思いました。